大鹿村中央構造線博物館



岩石園の大型岩石標本

岩石園全貌

博物館の前庭に村内の河川から集めた175点の大標本を集めました。
できるだけ、実際の地質配列にあわせて配置しています。
それぞれの標本も、大鹿地域の地質の向き(走向・傾斜)に合うように置いています。

 

中央構造線の位置

岩石園中央の白線は、実は、実際の中央構造線の位置とは少しずれています。

博物館とろくべん館の間のポンプ小屋で、村営水道の井戸堀りのボーリングを行った際、深さ22mのところで、三波川変成帯の岩石に到達しました。
一方、ろくべん館の西を流れる青木川の対岸には、領家変成帯の岩石が露出しています。
地質の境界としての中央構造線は、博物館西側のポンプ小屋と青木川の間を通っていることは確実です。おそらく郷土資料館『ろくべん館』付近を通っていると推定しています。

内帯-領家変成帯

領家変成岩類・花崗岩類


花崗岩


泥質片麻岩


変輝緑岩

 

安康南沢苦鉄質岩体


はんれい岩

 

断層岩類


ポーフィロクラスティック・マイロナイト

外帯-三波川変成帯

三波川変成岩


緑色片岩(苦鉄質片岩)

 


泥質片岩(黒色片岩)

 

みかぶ緑色岩体


緑色岩

 


かんらん岩

 


蛇紋岩

 

外帯-戸台構造帯(戸台層)

 

外帯-秩父帯


緑色岩
海底で俵が重なったような形に固まった枕状溶岩。重量24トンの最大標本

 


石灰岩

 


チャート

 

外帯-四万十帯


赤色チャート


砂岩

 


粘板岩