大鹿村中央構造線博物館



TK-NO04m5-02-クロスポーラ530

画像をクリック⇒検板除去(クロスポーラー光)

結晶内を進む,振動方向が互いに直交する2つの偏光のうち,速い光=屈折率が小さい光の振動方向をX’,遅い光=屈折率の大きい光の振動方向をZ’と呼ぶ.この写真では検板のX’が左上から右下方向になるように挿入されている.
  薄片または検板通過後の,速度が異なる2偏光の位相差をレタデーションと呼ぶ.「530nm検板」はレタデーションが530ナノメートルになるように製作されている.薄片のX’と検板のX’が一致するとき,両方を通過した2偏光のレタデーションは,薄片のレタデーションと検板のレタデーションを足し合わせたものになる(相加).薄片のZ’と検板のX’が一致するときには,両方を通過した2偏光のレタデーションは,薄片のレタデーションと検板のレタデーションを差し引いたものになる(相差).
  ぶどう石(プレナイト)の場合,結晶外形の長辺の方向が,速い光=屈折率が小さい光の振動方向X’になる(伸長負).写真中央部のぶどう石結晶の長辺は,検板のX’に一致しており,相加されたレタデーションの干渉色が現れている.薄片を90°回転すると,相差されたレタデーションの干渉色が現れる.

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