大鹿村中央構造線博物館



TK-NO13-05-クロスポーラ00

画像をクリック⇒試料台が45°回転(褐簾石が消光位から対角位へ,BT記号を付した黒雲母が対角位から消光位へ変わる)

  AL記号を付した褐簾石は消光位にある.結晶の長軸やへき開にあらわれている結晶軸の方向と偏光の振動方向が一致したときに消光する鉱物を直消光を示す鉱物と言い,偏光の振動方向と斜交するときに消光する鉱物は斜消光を示す鉱物と言う.この写真は,偏光の振動方向を写真の長辺と短片の方向にして撮影している.褐簾石は斜消光を示す鉱物であるが,この写真でも斜消光を示している.
  一方,BT記号を付した黒雲母は,偏光の振動方向にたいして45度の角度にある.黒雲母は直消光を示す鉱物で,この黒雲母は消光位にたいし45度回転した対角位にあり,もっとも明るく見えている.

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