宇宙からも見える中央構造線の谷
地上700km上空から写した人工衛星画像には、中央構造線に沿って、まっすぐに谷が掘り込まれているのが見えます。断層線に沿って下刻されてできる地形なので「断層線谷(だんそうせんこく)」といいます。
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延長1000kmにおよぶ、日本列島最長の断層線谷が、西南日本を縦断しています。
この谷は、大断層「中央構造線」の破砕帯を、川が侵食してできたものです。
新生代の地層や火山岩に厚く覆われた地域では、中央構造線の破砕帯が露出していないため侵食が働かず、谷地形もできません。