大鹿村中央構造線博物館



プロローグ:地震ってなに?

地震は、「地下の発生源」と「地面の揺れ」という異なる現象に分けられます。

地震の発生源

地震は、地下の岩盤が「震源断層」と呼ばれる破壊面を境にして、急激にずれ動くことで発生します。この発生源の規模の大小を表すのが「マグニチュード」です。

地震波

岩盤が急激にずれることで、岩盤に振動が発生します。その振動が岩盤中を伝わってくるのが地震波です。

地面の揺れ

地震波が地表に到達すると、地面が揺れます。地面の揺れの強弱を表すのが「震度」です。ひとつの地震でも、震度は観測点ごとに異なります。震源断層の近くでは強く揺れます。揺れの強さは地盤の違いによっても変わります。

液状化と地盤変状と斜面崩壊

水を含んだ堆積層が強い揺れで揺さぶられると、地下水が浮き上がってきて液状化が生じます。軟らかい地表の地盤が乱れることもあります。地質によっては急斜面が崩れ落ちたり、地すべりが発生したりします。

地殻変動

岩盤が白矢印のようにずれるとき、その岩盤は矢印の方向へ移動しています。震源断層が浅めで規模が大きいと、地表にも地殻変動が生じます。

津波

津波の原因は地殻変動です。揺れにより発生するわけではありません。海底に急激な隆起や沈降が生じると、その上の海水が押し上げられたり引き下げられたりして、津波が発生します。

震災

「震災」は、人間が受けた地震災害のことです。地震名→災害名の関係は次のようになります。

1923年大正関東地震→関東大震災、1995年兵庫県南部地震→阪神淡路大震災、2011年東北地方太平洋沖地震(東北沖地震)→東日本大震災、2016年熊本地震→熊本地震災害。

マグニチュードと震度は自然現象としての地震に関わる用語なので、「○○大震災のマグニチュードは××、最大震度は△△」という使い方は誤用です。「○○大震災の引き金になった□□地震のマグニチュードと震度」と言うべきです。

 

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