大鹿村中央構造線博物館



安康露頭

最新情報

【2025/04/12最新情報】

  • 露頭表面はところどころ土砂で覆われてしまっています。地質境界部分(写真矢印部分)はギリギリ見えます。
  • 国道152号線安康露頭までの道路は、路面がガタガタです。また、平日はダンプの往来が多くてすれ違いが難儀です。運転にはお気をつけください。
  • トイレ故障中利用不可

設備

  • 南口駐車場トイレ横に3台程度駐車可能。北口周辺道路路肩などに数台程度停車可能。
  • トイレあり(凍結防止のため温暖な時期のみ利用可能。故障している場合もあるので、あてにしないようお願いします。)

広域マップ・露頭周辺マップ

交通

  • 中央構造線博物館から露頭入り口まで車で20分(約9km)。
  • 露頭入り口から徒歩数分。
  • 国道152号線露頭周辺は、道路幅狭小につき、大型・中型バスは通行不可。
  • 冬季通行止め期間あり。また、しばしば土砂崩れにより通行止めとなることがありますので、必ず、事前に道路情報を確認ください。

見所

  • 中央構造線を境に、領家変成帯の岩石と、三波川変成帯の岩石が接しています。
  • 中央構造線の位置は、一見しただけではよくわかりませんが、上図の赤線の位置が、地質境界としての中央構造線です。
  • 中央構造線より左側の領家変成帯の部分のうち、赤~褐色の部分は、花崗岩質の岩石が、破砕した部分です。中央構造線のすぐ左側のあたりの淡い緑色の部分は、変質が激しいために、原岩の判別が難しいのですが、はんれい岩質だった部分かもしれません。
  • 中央構造線より右側の緑色の岩石は三波川変成帯の緑色岩または緑色片岩です。中央構造線のすぐ右側のあたりは黒色ですが、泥質片岩です。
  • 中央構造線より左側の2本の黒いしましまの部分は、領家変成帯の岩石と、三波川変成帯の岩石が接したよりずっと後の時代に熱水の上昇により、黒く変質してしまったと考えています。


流されてしまった解説版(PDF版はこちら)

備考

  • 現地周辺は、国の天然記念物に指定されています。岩石の採取はできません。
  • 現地露頭周辺は、大雨の後には荒れていることがあります。事前に現地の様子を中央構造線博物館までお問い合わせください。
  • 安康沢を渡ってすぐのところから見ると、ちょうど走向方向から眺められます。水量が少なければ、石伝いに渡ることができますが、長靴を持参されると良いかもしれません。
  • 現地は、ほとんどの会社の携帯電波通じません。見学の際は、十分お気をつけてください。
  • 村内では熊の目撃情報が多いです。熊には十分お気を付けください。