大鹿村中央構造線博物館



I05かんらん岩源マイロナイト

日高帯幌満かんらん岩体中の強変形域のマイロナイト.大陸側のマントル内の剪断集中域で形成されたと考えられる.800℃以上の高温条件では,かんらん石にもマイロナイトの変形が生じる.

標本番号 PM
採取地 北海道様似郡様似町幌満川河口転石
岩石名 かんらん岩源マイロナイト
主要造岩鉱物 斜方輝石,単斜輝石,かんらん石
副成分鉱物 スピネル
ポーフィロクラストを構成する鉱物 スピネル,斜方輝石,単斜輝石
特徴 かんらん石が細粒基質を構成.ポーフィロクラストは輝石とスピネル.
推定される原岩 かんらん岩
剪断のセンス 左ずれ

 

切断研磨面(XZ面)

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切断研磨標本

 

偏光顕微鏡観察(XZ面)

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×10,下方ポーラー ×10,クロスポーラー
×10,下方ポーラー ×10,クロスポーラー

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