N02ウルトラマイロナイト
剪断がとくに強いところでは,細粒化が進み,ウルトラマイロナイトになっている.この標本は,長谷村溝口と分杭峠間の馬越(まごい)地区の,中央構造線露頭から西へ300m地点で得られた.N01標本によく似た縞状構造を持つ.
標本番号 | 99050102 |
採取地 | 長野県上伊那郡長谷村市野瀬馬越 |
中央構造線との関係 | 中央構造線(地質境界)から300m |
岩石名 | 花崗閃緑岩源縞状ウルトラマイロナイト |
主要造岩鉱物 | 黒雲母,カリ長石,斜長石,石英 |
ポーフィロクラストを構成する鉱物 | 褐簾石,斜長石 |
変質鉱物 | 緑簾石,方解石 |
特徴 | 細粒化が進行している.優白質の縞状部分ではポーフィロクラストが無くなり,黒雲母の面構造はマイロナイト面構造に収れんしている. |
剪断のセンス | 左ずれ |
切断研磨面(XZ面)
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切断研磨標本 |
偏光顕微鏡観察(XZ面)
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×10,下方ポーラー | ×10,クロスポーラー |
×25,下方ポーラー | ×25,クロスポーラー |
×10,下方ポーラー | ×10,クロスポーラー |