大鹿村中央構造線博物館



N01-01-x10クロスポーラー

スケールバー:0.5mm,クロスポーラー
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優白部のポーフィロクラストと細粒基質のおおよその量比を見積もるため,0.2mm間隔で591点をカウントした.細粒基質に対するポーフィロクラストの量比は,約7%である.ただし,仮に粒径0.25mm以上の粒子をポーフィロクラストとみなした.

細粒基質は主に粒径10~30μmの結晶で構成されている.ほぼポリゴナルな石英と斜長石の粒間をカリ長石が埋めたような見かけを呈するほか,短径30×長径90μm程度のやや大き目のカリ長石もある.プレッシャーシャドゥやリボン部分を除いて,基質の細粒鉱物には形態定向配列はほとんど見られない.

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