大鹿村中央構造線博物館



N01-06-x10下方ポーラー

スケールバー:0.5mm,下方ポーラー,Sm:マイロナイト面構造,Ss:シアバンド
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優黒部は数mm幅の縞状部を構成し,優白部との境界は明瞭である.優白部に比べ,ポーフィロクラストが多い.ポーフィロクラストを縫うように黒雲母と緑簾石の配列によるシアバンド(Ss)が見られ,Smとの斜交関係は左ずれを示している.

典型的な部位として幅6mmの縞の一部を0.2mm間隔で220点をモード測定したところ,長径0.25mm以上のポーフィロクラストのモードは16%であり,すべて斜長石ポーフィロクラストであった.優白部と比べ,細粒のポーフィロクラストもよく残っている.

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