大鹿村中央構造線博物館



N10-切断研磨標本

スケールバー:20mm

全体の色合いは淡緑灰色を呈し,原岩であるポーフィロクラスティックマイロナイト起源の白色のポーフィロクラストが多量に残存している.原岩は長さ数cmの数多くの剪断面によって数cm角のブロックに分割されている.それぞれのブロック内部では,ポーフィロクラストと細粒基質からなるマイロナイトの構造が保存されているが,それぞれのブロックはたがいに変位していて,全体として面構造は失われている.基質がやや黒っぽいブロックや,淡色のブロックがある.一部は変質して淡緑色を呈する脈状の部分がある.また,白い変質鉱物の脈も見られる.

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